1度目の死産(3)

「心臓が動いていない」

そう言われてもまだ状況が把握できませんでした。
ボーッとしている私に看護師さんがティッシュをくれ、初めて涙が出ました。

 

画面を見て心臓が動いていないことは明らかでした。
亡くなったのは2週間前という言葉が私を諦めさせたのか
「亡くなった」
ということは素直に受け止めたように思います。

 

 

「原因はなんですか?」

少ししてようやく言葉が出ました。

「原因はわからない。」

原因がわからないなんて…。

夫になんて伝えようかと考ていました。

 

 

 詳しい説明は一度家に帰り、入院のしたくをして夫と一緒にまた来てからということになりました。

 

一度診察室を出て夫に事情を電話します。


普段は仕事中に夫に電話することはありません。

 

しばらく呼び出し音がなって、夫が電話にでます。

「どうしたの?」


「……赤ちゃん…ダメだった。」

涙であまり話すことができない。
後からこの時のことを夫に聞くと、電話があった時点で嫌な予感がしたと言っていました。
診察をうけたのがもう夕方であったため、夫の仕事が終わりしだいもう一度病院に一緒に行くことにしました。

 

夫の電話の後、実母にも電話しました。
なんと言ったかも覚えていないが、母はただただ驚いていたのは覚えています。

夫の仕事が終わり次第また来ることを伝えるため、もう一度診察室に戻ると
「部屋に案内します。」
と看護師さんが言いました。
「夫と一緒に来ないといけないんじゃ…?」
「その予定でしたが、先生からすぐに入院した方がいいだろうということなので。」 

看護師さんと一緒に入院する部屋に移動することになりました。

(気が動転して運転が危ないって思われたかな。)

部屋に案内されるときはそんなことを考えていました。

部屋に案内される時は、産まれた新生児たちがいるクリアガラスの前を通らないといけません。

「ごめんなさいね。」

看護師さんは謝ったが、不思議と何も感じずに部屋に入りました。 

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