早期流産・後期流産・死産ってどう違うの?

いろんな用語が出てきてわかりにくいかと思います。

私は後期「流産」なのに「死産」なの?って思う方もいるかもしれません。

考え方はだいたいこんな感じです。 

何度も流産や死産を繰り返すものが不育症です。
同じ流産でも早期に子宮内で胎児が死亡した時、自然に全て外に出た場合は何もしませんが、外に出ない場合は子宮内容除去手術をします。
しかし、後期からは出産をすることになるので死産となります。 

ただ、医学的な定義と法令上の定義は違うみたいで、医学上は22週以降、法令上は12週以降が死産の定義となるみたいです。

私の2人の子は20週と15週だったので「医学的には死産じゃないのか…。」と思いながら、出産もして死産届けも出して火葬もしたんだから自分では死産だと言います。


流産の9割は初期の流産で胎児の染色体異常が多く、後期流産からはまれになり母体の何かが原因の可能性が高くなります。

 流産は全妊娠のうち10〜20%と言われることがありますが、年齢が関係しています。
年代別だと適齢期と言われる25〜34歳は10%台ですが、35歳以上だとだんだんと流産率は上がっていきます。 
40代以上だと50%とも。
染色体異常が増えるからと言われています。
見た目が若かったり、自分では若いつもりでいても体は正直ですね。

芸能人の方で40代以上での妊娠・出産の報道がされますが、世間が「ぜんぜん30代後半や40代でも産めるし、まだ仕事も忙しいし遊びたいから子どもはいいや。」って思っていると後から後悔する可能性もあります。

リスクがあると知っておくことが大事なんです。

 

そしてもちろん年齢以外のリスク因子もあります。

病院で調べてみてわかるものもあれば、原因不明なこともあります。

不育症はまだ研究段階でわからないことも多いのです。

若くて何度も流産してしまう方もいます。

妊娠・出産は本当にすごいこと なんです。

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