1度目の死産(7)

 

病室に戻ってから、院長先生から貰った説明の書類を夫婦で見直します。

仕事が終わったであろう義父にも電話で子宮内で胎児が死亡したことを伝えました。

そして実母へも再度連絡します。
私は県外から嫁入りしたため母も県外に住んでいるますが、明日来てくれることになりました。

 

 

その後、入院のため晩御飯も配膳されたのですが、食欲もなくあまり食べれませんでした。

 

 夫と話をしているとショックなこともありました。

「2ヶ月も休みなんだね。
身体はそんなにかからずに回復するよね。
暇なら甥っ子(義姉の子)の面倒を見てもいいよ。」

夫にとってはなんてことない言葉だったのかもしれない。

私を元気づけようとしたのかもしれない。

 

でも私には辛すぎる言葉でした。
この子が元気なら休みなんていらなかったんです。
自分たちの子どもが亡くなったのに…
身内とはいえ他の子の面倒なんてみれる気分じゃない!

 

……でも怒る気力はありませんでした。
今思えば怒ればよかった…。

 

 

私が通う病院は付き添い人が泊まることはできないため、20時には夫も帰ります。

普段はよく眠りますがこの日は眠れず 、朝までスマホを触って時間を潰しました。
 朝方なんとか1時間くらいは寝たと思います。
普段は7〜8時間くらい寝るのに全く眠くない。
スマホを見る時間はたっぷりあって、いろいろ調べました。

 

原因はわからないことが多いこと。
初期の流産とは違い、母体が原因の可能性があること。
出産した後は埋葬か火葬をしなければいけないこと。
戸籍には残らないこと。

 

(出産だって火葬だってするのに、戸籍にも残らないのか…)

 

まだお腹の中にいる。
この子と一緒にいれるのはあと2日。 

 

(必ずまた私のお腹に取り戻すからね!)

この時はそう思っていました。

 

 

続き↓↓

1度目の死産(8)

 

 

にほんブログ村 赤ちゃん待ちブログ 不育症へ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です