※これはインスタグラムの投稿の再掲載になります。2019年1月の出来事です。妊婦さんはストレスに感じる内容になるので注意してください。
とても小さい赤ちゃん。
看護師さんは
「袋ごと出てきてくれたので形も綺麗です。大きさは13、5㎝で75gでした。」
と教えてくれました。
やっぱり手術の時は私の頭はハッキリしていたんだなって思います。
悲しさよりも会えた感動の方が大きくて涙はあまり出ませんでした。
相変わらず私よりも母が泣いていました。
皮膚も柔らかく体が小さいので、今回は服は着ておらず、小さな布団に寝ています。
指もちゃんと5本わかれていて関節も見えます。
股に少しついている感じがあるため、
「男の子ですか?」
ときいたが、性別は不明ということでした。
しばらくして院長先生と看護師さんは出て行き、家族だけにしてくれました。
「男の子っぽいよね。」
と話をしたり、慈光ちゃんの箱の写真も撮っていたため、大きさを比べながら
「1ヶ月違うと大きさがこんなに違うんだね。」
と話をします。
今回も赤ちゃんの姿はうつらないように箱を抱っこしている写真を撮ってもらいました。
しばらくすると看護師さんが小さな花束を持ってきてくれました。
花束を入れてあげるますが、箱が小さくて入れる場所に悩みます。
赤ちゃんに花が見えないかもしれませんが足元に置いてあげました。
「体が傷まないように預かりますね。蓋を閉めるので会えるのはこれが最後です。」
そう言われて名残惜しかったですが、傷むのは嫌なので頷きました。
赤ちゃんがいなくなると、火葬の手続きをとるため書類をかきます。
2回目なのであまり悩むことはありませんでした。
そんなことをしていると、もう一度看護師さんが来ました。
手には赤ちゃんの箱を持っています。
「入れてもらったお花が布団で隠れてしまうので入れ直してみましたが…どうでしょうか?」
そこには花に囲まれた赤ちゃんがいました。
もちろんもう会えないと思った赤ちゃんに、もう一度会えたことは嬉しかったです。
でも、それ以上に看護師さんの気持ちが嬉しかったんです。
手間がかかるだろうに、わざわざ花束をといて赤ちゃんの周りに飾ってくれ、また私に会わせてくれた事。
これで赤ちゃんにもお花が見える。
こころなしか赤ちゃんの表情が柔らかくみえます。
綺麗な花に囲まれた赤ちゃんを見て、涙が止まりませんでした。
この時が一番涙が出ました。
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