1度目の死産(5)

ひとしきり泣いた後、夫が病院に着いたことを看護師さんへ伝え医師からの説明を聞くことにしました。

もう待合室にはほとんど人はいません。
診察室に入り、院長先生がもう一度経膣エコーで確認します。


そして夫も呼んで説明が始まりました。

 

はじめの方は私がさっき聞いた内容と同じです。

現在亡くなっていること。
たぶん18週くらいで亡くなったであろうことを夫に言っていました。

そしてこれからの話。

「すでに死亡しているが外に出さないといけない。
そのままだと胎児が溶けて毒素が母体に移動し死亡胎児症候群になってしまう。」

声は出さず静かに聞いていた。

 

 


(そうか……この子はそのままお腹にいるわけにはいかないんだね。)

 

 

院長先生は話を続けます。
「今は安定期と呼ばれる時期で、子宮口はしっかり閉じている。
赤ちゃんを出すのは難しい処置です。」
「まずこれから子宮口を徐々に開いていきます。
これを見てください。」


2種類の棒状の器具だった。

「これはね、2つとも水分を含むと膨らみます。
これを入れていって、徐々に増やして子宮口を開いていく。
出産経験がある人なら1日でする人もいるけど 、トロさんは初産婦だし、今から入れて明日と明後日に分けてしようと思う。」

説明の紙には『痛いので我慢してください。』と書いてありました。

「そして4日目に子宮口が開いたら膣用の座薬を入れます。
これは陣痛を起こす薬です。」

 

(え?陣痛!?)

 

「陣痛を起こせば普通のお産と同じで痛みがあります。」

私はこの時まで今後のことをあまり考えていませんでした。
手術でだすのかとボンヤリとは考えたのですが違うんです。

私は出産をしなければならない。

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