1度目の死産(19)

ひとしきり泣いたところで朝食を少し食べました。

病衣から私服に着替えて少しすると、夫・母・義父が病室に来てくれます。

そして退院の手続きをして退院。

預かってもらっていた我が子の箱を受け取りました。

 

病院によって違うかもしれませんが、病院から出るときは正面玄関から出ました。

車を出すまで師長さんと院長先生が見送ってくれていました。

 

 

火葬場の予約の時間があったため、直接火葬場に向かいます。

車の中では窓の外を見ながら我が子の入った箱を抱えてずっと泣いていました。

久しぶりに見る外の世界。

そこには普通の日常があって、これは現実なんだと実感しました。

隣にいた母も泣いているのがわかったのですが、外を眺めて母の顔は見ないようにしました。

 

私たちが火葬場に着いたときに、ちょうどお坊さんも火葬場に到着しました。

私たちはお葬式はしません。

義父がお寺に電話した時に、お経だけでもあげようかとお坊さんが言ってくれたらしいです。

戸籍にも残らない我が子だけど、人間として扱ってくれたことが嬉しかったです。

 

 

火葬する前にお経をあげてもらい、炉前に移動します。

 

 

炉は4つあるが1番左の炉にいきました。

そこは3ヶ月前に義母が入った炉です。

 

天国に行っても義母が待っててくれるんじゃないかなと勝手に思いました。

 

大きな炉に小さな箱が入っていく。

ゆっくりと扉が閉まった。

火葬と言われてから想像していたもの。

とうとうこの時間が来た。

 

火葬場の人に促され、夫が点火ボタンを押した。

 

 

 

成人とは違い、時間は1時間で終わるということでした。

その間はゆっくりと過ごす。

家族とたわいない話をしました。

 

1時間経つ頃、火葬場の人が呼びに来る。

 

骨上げ。

そこにはとっても小さな骨があった。

骨が残ってくれた事が嬉しかった。

小さいけど骨の形はしっかりしている。

頭の骨はあまりわからなかったが、足であろう骨は成人と同じような形をしていました。

ただ普通の骨箸では掴むのが難しそうだったので、火葬場の人が割り箸を用意してくれます。

家族で順番に骨を拾っていきました。

 

小さい骨壷に小さい骨が入った。

4日前は骨になるなんて思ってもいませんでした。

でもやっと家に連れて帰れる。

さらに小さくなった我が子を抱いて家に帰りました。

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