2度目の死産(10) 「分娩台へ」

 

※これはインスタグラムの投稿の再掲載になります。2019年1月の出来事です。妊婦さんはストレスに感じる内容になるので注意してください。

 

 

破水した!

 

助産師さんが来るとは思いながら、もう一度ナースコールを押した。

破水したことを言う間もなく「お待ちください。」とナースコールから聞こえて通信はきれる。

 

待っている間に赤ちゃんに話しかける。

(大丈夫。産まれていいからね。外は怖くないからね。)

 

慈光ちゃんの時はこんなこと考える余裕もなかったなぁって思ってると、助産師さんが部屋に入ってきた。

 

「破水しました。」と伝える。

助産師さんが確認。

「先生に連絡しますね!」

慌ただしくなる。

 

陣痛の痛みを感じながら

(あぁ、夜勤を大変にさせちゃったなぁ)

って申し訳ない気持ちになった。

助産師さんは他の夜勤スタッフにも連絡していた。

 

「中を確認しますね。」

助産師さんが中には指を入れる。

中に入っていた棒を全部出した。

 

「toroさん!分娩室に移動しましょう!車椅子を持ってきます!」

車椅子を持って来るように連絡を入れて、もう1人の看護師(助産師?)さんが車椅子を持ってきた。

 

「もうそこまで袋がきてる。」

そんなことを小さい声でスタッフ同士で会話をしている時に、赤ちゃんが降りてきている感じがあった。

 

「…産まれそうです。」

 

車椅子に乗ろうとするが、起き上がろうとお腹に力を入れると赤ちゃんが下がってくる。

助産師さんたちの力を借りて、なんとか車椅子に乗った。

 

「家族に連絡した方がいいですか?」

今思えば夜中だし、自分もそんな余裕はなかったけど、出産って考えると連絡した方がいいのかと考えた。

普通の出産ではないから連絡しなくてもいいのに。

「…終わってからにしましょう。」

助産師さんにそう言われて分娩室に移動した。

 

 

移動中は股の間に挟まった感じがあり、とにかく潰してしまわない事に集中した。

 

分娩台について乗ろうと立つが、どう乗ると潰さないか考えてるうちにつるんと出てくる感じがあった。

こうなると止めることはできない。

 

「…出ました。」

 

声が小さくて聞こえなかったのか、助産師さんが服の上から強く股を押さえる。

 

(そんなに押さえないで‼︎赤ちゃんが潰れちゃう‼︎)

伝えたかったが言葉が出ない。

とにかく台に登ることを頑張った。

 

 

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