2度目の死産(13) 「思いやり」

 

※これはインスタグラムの投稿の再掲載になります。2019年1月の出来事です。妊婦さんはストレスに感じる内容になるので注意してください。

 

 

とても小さい赤ちゃん。

看護師さんは

「袋ごと出てきてくれたので形も綺麗です。大きさは13、5㎝で75gでした。」

と教えてくれた。

やっぱり手術の時は私の頭はハッキリしていたんだなって思った。

 

悲しさよりも会えた感動の方が大きくて涙はあまり出なかった。

相変わらず私よりも母が泣いていた。

 

皮膚も柔らかく体が小さいので、今回は服は着ておらず、小さな布団に寝ている。

 

指もちゃんと5本わかれていて関節も見える。

股に少しついている感じがあるため、

「男の子ですか?」

ときいたが、性別は不明ということだった。

 

 

しばらくして院長先生と看護師さんは出て行き、家族だけにしてくれた。

「男の子っぽいよね。」

と話をしたり、慈光ちゃんの箱の写真も撮っていたため、大きさを比べながら

「1ヶ月違うと大きさがこんなに違うんだね。」

って話をした。

今回も赤ちゃんの姿はうつらないように箱を抱っこしている写真を撮ってもらった。

 

 

 

 

しばらくすると看護師さんが小さな花束を持ってきてくれた。

花束を入れてあげるが、箱が小さくて入れる場所に悩む。

赤ちゃんに花が見えないかもしれないが足元に置いてあげた。

 

「体が傷まないように預かりますね。蓋を閉めるので会えるのはこれが最後です。」

そう言われて名残惜しかったが、傷むのは嫌なので頷いた。

 

 

赤ちゃんがいなくなると、火葬の手続きをとるため書類をかいていた。

2回目なのであまり悩むことはなかった。

 

 

そんなことをしていると、もう一度看護師さんが来た。

手には赤ちゃんの箱を持っている。

 

「入れてもらったお花が布団で隠れてしまうので入れ直してみましたが…どうでしょうか?」

 

そこには花に囲まれた赤ちゃんがいた。

 

 

もちろんもう会えないと思った赤ちゃんに、もう一度会えたことは嬉しかった。

でも、それ以上に看護師さんの気持ちが嬉しかった。

手間がかかるだろうに、わざわざ花束をといて赤ちゃんの周りに飾ってくれ、また私に会わせてくれた。

 

これで赤ちゃんにもお花が見える。

 

こころなしか赤ちゃんの表情が柔らかくみえる。

綺麗な花に囲まれた赤ちゃんを見て、涙が止まらない。

 

この時が一番涙が出た。

 

 

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